2015年1月31日土曜日

接待ニャンズ

サンフランシスコの行き帰りで、観たかった映画を2本観ました。『6才のボクが、大人になるまで』と『ゴーンガール』。

『6才の~』は12年かけて少しずつ撮影され、同じキャストがそのまま映画の中で12年分年を取っていくという、なんかもうそれだけで何かの賞をあげたくなる大チャレンジがうまく結実した映画。ドラマなのかドキュメンタリーなのか、撮り始めたときに12年後どうなるかシナリオでどこまで予測してあったのか、まったく想像がつかない。離婚・結婚が繰り返されるので日本の普通の家庭で普通に育った私にはあまり共感できるところがなかった。主役の男の子(メイソンくん)は内向的というよりはいつも無意味に不機嫌で、意志や希望を感じさせない。大学入学で映画は終わるけど、彼が大学に入ったからって、その先に何があるんだろう。なんか父ちゃん以上のダメな大人になる気がしてならない。ダメ父ちゃん役がイーサン・ホークだって、途中まで気付かなかった。そのダメ父ちゃんの成長が実は一番じんわりと心に響くし、彼の言葉や行動がいちばんリアルな人生を表現してる気がした。もっかい見たいかっていうともう見る気にはならないけど、一度観ておくべき映画とは思います。

『ゴーンガール』はデビッド・フィンチャーらしい、胸糞悪い映画でした。行方不明になっちゃう奥さんがなんでそこまでダンナに執着するのか、全然わからない。サイコパスっていうの?優秀で他人に共感できない人間、あれってことかもしれない。これもまたアメリカ的なメディア依存や対人関係が描かれてて、誰にも感情移入できないながらも、まあ最後まで飽きずに見ることが出来ました。二度は見ないけど、これも。

今日はガラムくん&クーちゃんの夫婦が久しぶりに遊びに来てくれました。普段お客さんが来ると隠れちゃって出てこないタビが、ビクビクながらもちゃんと出てきて、ビクビクながらもニオイを嗅ぐあいさつができて、ビクビクながらも遊ぶことができました。ウニも最初はちょっと緊張してたけど、後半すっかりくつろいでたし、二匹ともまずまずの接待ぶり。がんばった!

(持参してくれたお菓子のリボンでタビ釣りを試みるクーちゃん)

(ウニ、お客さんに接近中)

ああでも、普段のあのベタベタあまあまなところをお客さんにも見せてあげたいのに!

(朝、重さに目が覚めたらタビがこの状態でした)

(私の脚の間で寝るのがデフォルトのウニ)

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